「図形が得意になるかどうかは、幼児期にどれくらい図形遊びをしたかで決まる」
7年前、幼児教室の先生に言われて、「えーっ。そうだったの!」と思って買ったのが、くもんの「さんかくたんぐらむ」です。
当時2歳だった息子も小3になり、どうやら算数はあまり得意じゃないのに、図形問題はわりとできる。
もしかして「さんかくたんぐらむ」のおかげかなー、と思い当たって。
調べてみたら、今も売ってるロングセラー商品でした。
(リニューアルされて「NEWさんかくたんぐらむ」に名前が変わりました。)
そこで、詳しく口コミを調べて、色々わかったことがありました。
実際に使ったけど、はまらなかった息子と、ドはまりしたお友達のリアルなレビューとあわせてお伝えします。
息子は「さんかくたんぐらむ」の仲間というか、別の商品のほうでよく遊んだので、そちらもご紹介します。
さんかくたんぐらむの口コミ
「NEWさんかくたんぐらむ」の対象年齢は、2歳~6歳ですが、実はおすすめは1歳~3歳です。
その理由は2つ。
・早くから始めたほうが、より長く使えるから。
・三角ピース1つだけの問題もあるから。
「図形遊びに長くふれたほうが、図形感覚をより養えますよ。」って、幼児教室の先生が言ってたんですよ。
何でもそうですけど、長く遊んでいると感覚をつかみやすいですよね。
それに、対象年齢より小さい1歳代でも、三角ピース1つならできますし。
実際、1歳代の口コミが結構あるんですよ。
逆に、4歳代の口コミになると「遅すぎた」「簡単すぎた」の声が出てきます。
だから、1歳~3歳から長く使うのがおすすめです。
その証拠に、1~3歳代の口コミは、高評価が多いです。
では、「NEWさんかくたんぐらむ」の口コミを1~3歳に絞って、いくつか紹介します。(アマゾンのサイトより引用)
まず1歳代の口コミから。
1歳11ヶ月の息子がイヤイヤ期に突入し、大変だったため神頼みで購入…本日届きましたが、なんだか難しい顔して熱心に遊んでます(笑)先ずは1ピースを完璧にしてもらいたいので1ピースのカードのみ出しました。
とても良い買い物でした(o^^o)
全部出さずに、「1ピースで完成するガイドボードだけ」にされたんですね。
1歳児が混乱せずに使えるいいアイデアですね。
くもんのさんかくたんぐらむのピースは、ブナ材で作られているんですけど、木の感触がなんとも気持ちいいんです。
乳・幼児期は特に、五感を刺激するといいっていいますし、触覚の刺激にもなりそうですね。
そのうえイヤイヤ期対策にもなるなんて、一石二鳥ですね。
続いて2歳代の口コミ。
2歳の誕生日に購入し、2歳4ヶ月の頃にはほとんど出来るようになっていましたが、最終的によくひっかかっていたのは少ないピースの大人から見たら簡単に見える問題。その後月に1回ペースで遊び、2歳7ヶ月の今、全て自力で出来るようになりました。出来ないときは本人もイライラしていましたが、その分出来たときの達成感が大きいようです。
ある程度できるようになったら「月1回ペースで遊ぶ」っていうのが、長く使うために参考になりますね。
幼児教室の先生も「ちょっと頑張ればできるぐらいの難易度が、達成感を得るポイント」って言ってました。
最後は、3歳代の口コミ。
娘が2才の頃に購入しました。まったくパズルで遊ばず、三角ピースをままごと道具として遊ぶ程度でしたが3才半にして突然目覚めました。
就寝前の絵本タイムの前に熱心にしています。
買われたのは2歳代ですが、3歳代でよく遊ばれたようです。
この方のように、「やりたくなるのを待つ」のは、モンテッソーリ教育などでも、とても大事だと言われていますね。
「NEWさんかくたんぐらむ」の口コミは、アマゾンや楽天で買ってよかったの声が多く、評価も4.4や4.67と高評価です。
お子さんが1歳~3歳なら、「NEWさんかくたんぐらむ」から始めるのがいいと思います。
図形の基本形の一つ「直角二等辺三角形」である三角ピースを、組み合わせたり回したりして、いろんな図形を作っていくことで、図形を学ぶ第1歩になるんです。
これは、三角ピースだけで作る「NEWさんかくたんぐらむ」ならではです。
上位バージョンの「NEWたんぐらむ」にはない、「図形感覚を養う」という項目。
これがはっきり記載されているぐらい、「NEWさんかくたんぐらむ」は図形感覚を養うのに適しているんです。
三角ピース以外に色々な形がある、上位バージョンの「NEWたんぐらむ」は、さんかくたんぐらむで身につけた基礎があったほうが、より楽しめると思います。
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わが家の使ってみた感想・レビュー
わが家にある、「さんかくたんぐらむ」です。
パッケージが、今のと変わっています。
開けた様子です。
三角のピース収納方法は、ほぼ同じです。
ただ、現在売られているものは、穴あき仕様ではありません。
丈夫になるよう、白い厚紙で裏打ちしています。
わが家は折れてしまったので、より安全性の高い、今の仕様のほうがいいですよね。
↑例えば、これ。
よく使ったせいか、折れキズがあります。
私の手にのせた、三角ピースです。
実際の大きさは、5×5×7㎝。厚みは1㎝です。
面取りしてあって、丁寧にやすりがけしたような自然な木の触り心地に、大人でも癒されます。
↓今の仕様がよくわかる1分程度の動画です。(注意:音が出ます。)
くもん出版公式ホームページより セット内容説明動画を引用
息子に使った時の感想ですが、当時乗り物に、はまっていたんです。
だから、乗り物の絵柄は気に入ってやってくれました。
気に入りすぎて、「はめたピースを外しちゃダメ」って言われて。
「全部のピースが必要なのもあるのにな~」と、内心困ったりしました。
でも、自分からやるほどには、はまりませんでした。
振り返ると、「こうすればしっかり取り組めただろうなぁ」と思うポイントがあるんですよ。
それはこんなところです。
・1日の中で、取り組む時間を決めておく。
・一度にやらず少しずつ取り組む。
取り組む時間は、「すでにある習慣とセットにすると続けやすい」と、最近知りました。
たとえば、寝る前に1問だけ、夕食前にパパと、絵本の読み聞かせの前に、などですね。
そうやって成功体験を積み重ねていったら、「できた!」が嬉しくて、自分からやるようになったんじゃないかと思います。
そんなわが家でも、図形感覚を身につけられたのが、小学館の「プレNEO教具 おふろタングラム さんすう脳をきたえる」です。(盛山 隆雄氏 監修)
こちらが合っていた理由
- お風呂は他のおもちゃが少なく、やってみようという気になりやすい。
- こちらが誘わなくても、勝手に遊ぶ。
- ピースだけで遊んでいても、いつの間にか問題もやるように。
- 飽きて問題をやらなくなっても、最後は元の枠に収めるので、それが図形遊びになる。
- お片付けの習慣が身につく。
ピースだけで遊んでいても、気にせずほうっておいたんです。
そうしたら、いつの間にか問題もやるようになってました。
問題数が少ないので、だんだん飽きてまた問題をやらなくなるんです。
でも、外枠があって、すべてのピースを収めるようになってるんですね。
だから、「片付けようね」って言って、元の枠に収めさせてたら、結果的に「図形遊びを長く続けた」ことになったと思います。
残念な点
- 問題数が少なくて、すぐにできるようになってしまう。
- お風呂で使える問題を作るのは難しい。
どちらも、よい面、イマイチな面があるので、ご家庭の状況(どういった場面で使えそうか)に応じて、選ぶのがよさそうです。
おふろタングラムは、対象年齢3歳ごろ~小学校低学年となっています。
息子も3歳から遊んでいましたが、2歳代の口コミもありますし、たしかに2歳代でも十分遊べると思います。
口コミは、アマゾンや楽天で、4.2や4.45と高評価です。
おふろタングラムも、三角形と大きい三角形、四角形しかないので、図形の基本が身につきやすいと思います。
ドはまりしたお友達のKくん
くもんの「さんかくたんぐらむ」、うちはうまく使えませんでした。
だけど、お友達がはまりすぎて、すごく印象に残っています。
当時2歳6ヶ月だった、お友達のKくん。
遊びに来ると、まずさんかくたんぐらむを一通りやる。
それからじゃないと息子と遊ばないくらい、はまっちゃったんです。
初めてKくんが、たくさんあるおもちゃから、さんかくたんぐらむを見つけてきた時のこと。
やり方を聞いてきたので、ルールを教えてあげると、1番から一人でやり始めました。
↓左上の2の数字が、このガイドボードで使う、三角ピースの数。右端の数字が取り組む順番。空いているところに三角ピースをはめる。
最初のうちは簡単で、さくさく進みます。
だんだんはめるピースが増えていき、簡単にはできなくなり、イライラして機嫌が悪くなってきました。
でも、息子が一緒にやろうとすると、嫌がります。
たまりかねて、Kくんのママが、声をかけます。
言われたとおり、やってみます。
そうしたら・・・できました。
その時の、満足げな晴れやかな顔!
今でも忘れられません。
その後も、息子が「遊ぼう」と声をかけても気にもとめず、すごい集中力で最後までやり遂げました。
達成感いっぱいのニコニコ顔で、お片付けをして、息子と遊び始めました。
Kくんの様子を見て、幼児教室の先生の話を思い出したんです。
「今は少し難しいかなっていうものを、やってみて「できた!」っていう、小さくても成功体験をするとね、ドーパミンが出て、さらに刺激を求めてどんどん色々挑戦したくなるんですよ。
そうやって成功体験を重ねていくと、やがて自分から進んで勉強する子になるんです。」
あ~、こういうことなんだなあって実感しましたね。
脳科学者の茂木健一郎さんも『5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方』という本の中で、子どもの脳の土台づくりにとって、もっとも重要なことは0〜5歳までの間に、できるだけドーパミンを出せるようになること」とおっしゃってます。
小さな成功体験を重ねてドーパミンを出す、さんかくたんぐらむを見てみる↓↓↓
さんかくたんぐらむで身につくこと
- 集中力がつく
- 手先の器用さを養う
- 自分で考える力がつく
- ちょっとくらい難しくても頑張ればできた、という小さな成功体験
そして、なにより図形感覚が身につくので、図形に強くなる。
知らない間におふろタングラムの問題を解いていた息子が、「見て!見て~!」と、訴えてきた時のキラキラした目。
さんかくたんぐらむにドはまりしたKくんの、達成感いっぱいの笑顔。
今、思い出しても嬉しくなります。
ほんと、「買ってよかった~。」って思います。
ちょうどいいタイミングで、楽しく成功体験させてあげられると、すごく嬉しくなるんです。
たぶん、この瞬間が好きでやめられないから、コレクターか?っていうほど、知育おもちゃを買ったり、本を読んで色々試したりしてしまうんですよね。
親が嬉しくなれるだけじゃなくて、色々身につく「NEWさんかくたんぐらむ」は、知育おもちゃの中でも、優秀な部類に入ると思います。
さんかくたんぐらむのまとめ
さんかくたんぐらむの口コミは、1歳~3歳では高評価でした。
でも、4歳以上になると、「遅すぎた」「簡単すぎた」の声がチラホラ聞かれるので、1歳~3歳なら「NEWさんかくたんぐらむ」や「おふろタングラム」から始めるのがいいと思います。
息子は、三角形を組み合わせた図形遊びのおかげで、図形問題の「見えない対角線」がひらめくみたいなんです。
これがひらめかないと、「面積が求められない」とか「図形が苦手」とかに、なりやすいようです。
遊んでいるうちに身につくのが一番いいですよね。
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