アドベントカレンダーは、クリスマスまでの日をあと〇日と、カウントダウンしていくものですが、色々と楽しい仕掛けがあって、毎日1つずつ開けていくわくわく感が楽しいですね。
そんなわくわく感をお子さんと楽しみながら、その時の興味に応じた、知育への結びつけ方をご紹介します。
1 お好みのアドベントカレンダーを用意する
アドベントカレンダーは、使い切りのタイプと毎年使えるタイプがあります。他にも、中身がお菓子のものやオーナメント、おもちゃだったり、中身を自分で用意するものなどがあります。
タイプ別使用例
アドベントカレンダー手作り
手作りタイプは、工夫次第で色々と楽しめるのがいいですね。
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こちらはタグだけなので、さらにアイデアが広がりそうですね。安全にこだわったお菓子を用意してあげたり、シールももちろんですが、中身を自分で用意するものは、考える楽しみがありますね。
アドベントカレンダー ずっと使えるタイプ
こちらのようなポケット状だと、中に入るものが限られるので宝探しも面白そう。お宝のありかを書いたメモが入っているとか。お宝はなんでもいいと思いますが、折り紙で折ったものも喜んでくれそうですね。
シールだと直接入れておけそうですね。好きなキャラクターのシールだとさらにワクワクしてくれそう。女の子なら、色んなプリンセスのシールとか。個包装されたお菓子も小さなものなら入りそうですね。シーズンオフにしまっておく時も、場所をとらず便利。
アドベントカレンダー(中身がお菓子以外のもの)
こちらは、中身を用意する必要がありません。毎日1話お話が入っています。お話のほかに、ちょっとした工作があったり、レシピがあったりで大人も子どもも楽しめます。
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長くなってしまうので、他のタイプは3でご紹介します。
2 今日は何日か、ご家庭のカレンダーで確認する
ご家庭のカレンダーを見ながら、日にちを正しく読んであげてください。たとえば「ここだね」とカレンダーの日にちを指さすんじゃなくて、「12月1日(じゅうにがつ ついたち だね」と言ってください。
ついたち、ふつか、みっか、よっかなど、いち、に、さん、し…ではない数字の数え方を知ってもらうためです。覚えさせたり、覚えているかテストしたりしないでください。テストすると嫌いなものになってしまいます。
幼児教育のお教室に通っていた頃に言われたことは、「嫌いにするくらいなら、しないほうがまだましです」。一度嫌いになると「嫌いじゃない」状態に戻すだけで、大変で、時間がかかるそうです。
3 その日の窓や引き出しを開ける
アドベントカレンダーの木製やお菓子入り、おもちゃ入りをご紹介します。
アドベントカレンダー木製
木製は温かみがあってやはり人気ですね。こちらは、引き出しの内寸が幅2.1㎝、高さ2.4㎝、奥行2.6㎝なので、小さなものしか入らないようです。毎年使え、中身は自分で用意するタイプ。
アドベントカレンダーお菓子入り(2019)
こちらは、窓を開けて中に入っているお菓子を取り出す、その年限りの使い切りタイプです。アドベントカレンダー以外に、バタークッキー缶やタルト状のビスケットが付いているので、お友達とのパーティにも使えそう。
アドベントカレンダーおもちゃ入り(2019)
レゴのアドベントカレンダーは、使い切りタイプです。毎日1つずつ組み立てます。レゴ好きで、毎年発売されるのを心待ちにしているご家庭も多いですね。ただ、パーツが小さいので対象年齢が5歳以上となっています。
レゴといっても、レゴ シティ、レゴ フレンズやレゴ ハリー・ポッター、レゴ スター・ウォーズと種類があります。
レゴ以外には、ムーミンのフィギュア入りやディズニー ツムツムのフィギュア入り、ディズニー カーズのおもちゃ入りなど色々あります。
4 クリスマスまであと何日か数える
「今日が〇日だから、クリスマスまであと、1、2、3、…〇日だね。」と数えてください。「クリスマスまであと何回寝ればいいのかな」などもいいと思います。
5 他のイベントでも応用する
アドベントカレンダーでクリスマスまでのカウントダウンを楽しんだら、別のイベントにも応用すると効果的です。
たとえば、旅行や遠足などの予定をカレンダーに書き込んで、「今日は〇日だから、あと〇日」と数えたり、当日までに準備するものをいつ用意するか、足りないものがあったらいつまでに買いに行くか、カレンダーを見ながらお子さんと相談して決めてください。
まだ小さいお子さんなら、カレンダーの前で説明するだけでも十分です。
一度、カウントダウンを経験しているのでアドベントカレンダーがなくても楽しめると思います。
もちろん、クリスマスの時期じゃない場合や、アドベントカレンダーを用意するタイミングが過ぎていた場合、いきなりカレンダーだけでも十分楽しいと思います。
アドベントカレンダー使い方まとめ
1 お好みのアドベントカレンダーを用意する
2 今日は何日か、ご家庭のカレンダーで確認する
3 アドベントカレンダーのその日の窓や引き出しを開ける
4 クリスマスまであと何日か数える
5 他のイベントでも応用する
2歳のお子さんのママは、このやり方でカレンダーが読めるようになったと言ってました。
もっと小さいお子さんなら、一緒に数えるだけで十分知育になります。
また、年齢に関係なく、日付の読み方(ついたち、ふつか、みっかなど)を理解したり、カレンダーの仕組みに気づいたりするかもしれません。
これは、小学校で出てくるカレンダーの読み方、日付と曜日の問題などについての学習の下地(レディネス)にもなります。
学習の下地とは、先取り学習のことではなくて、ほんの少しかじっただけで「あ、知ってる」と思わせて、実際に習う時に抵抗感がなくなったり、意欲的に学ぶことができますすよ~って意味です。
だから、覚えさせようとか、理解させなくちゃとかじゃなくて、「ママとやったことある」だけでO.K.です。それが、楽しい記憶と結びついていればさらに効果的! だから、アドベントカレンダーがいいんです。
〇歳で出来た、〇歳なのにまだ出来ないなんて、あまり重要ではありません。「イベントまでの日をカレンダーを見ながら楽しみに待つ」ことを繰り返しているうちに、数字に興味をもつかもしれません。カレンダーの規則性に気づくかもしれません。
数字や読み方だけでなく、事前に準備する習慣が身につくかもしれませんし、計画性が育つかもしれません。毎年続けていると成長が感じられるんじゃないでしょうか。
楽しんでみてくださいね。